1 min read

AutoStore、2026年秋の新製品・新機能を発表―自動化からAIを全面活用した自律化へ、倉庫オペレーションの進化を加速

AutoStore、2026年秋の新製品・新機能を発表―自動化からAIを全面活用した自律化へ、倉庫オペレーションの進化を加速

目次

ノルウェー、ネドレ・ヴァッツ(2026年10月13日)— 異なる高さのビンを1台で扱えるFlexBinsPortをはじめ、ケースハンドリング、ロボットピッキング、AIによる設計・運用支援を強化 

キューブ型自動倉庫システムを展開するAutoStore System株式会社(以下「AutoStore」)は、2026年秋の新製品・新機能を発表しました。今回の発表では、異なる高さのビンを1台のワークステーションで扱える「FlexBinsPort™」、ケース単位とピース単位の処理を一つのシステムでつなぐ「AutoCase™」の機能拡張、中小企業向けロボットピッキング「Pio Pal™」に加え、生成AIを活用したROI検討支援「CubeExplore™」、AIによる設計支援を備えた「CubeStudio™」、メンテナンスの早期判断を支援する「CubeFleet™」を展開します。

これらの製品・機能は、商品サイズやワークフローの違い、保守、在庫確認、入荷処理など、倉庫運用に残る手作業を減らし、より多くの業務を自律的に処理できる環境づくりを支援します。AutoStoreは、ハードウェア、ソフトウェア、AIを一体で進化させることで、フルフィルメントの「自動化」から「自律化」への移行を現実的なステップで推進します。 

これらの取り組みが相まって、私たちは「ライトアウト・フルフィルメント」の実現に一歩近づいています。これは一挙に成し遂げられる大きな飛躍ではなく、自律性の向上をますます実現可能にする一連の実用的な進歩なのです。

AutoStore 最高製品責任者兼社長、パース・ジョシ。


2026年秋の新製品発表ローンチ動画をご覧ください:


今回の発表における主なポイント

  • FlexBinsPort™:異なる高さのAutoStore標準ビンを1台のワークステーションで処理。AutoStoreの試算では、保管効率を10~15%向上。2026年第4四半期リリース予定。 

  • AutoCase™:ケース単位とピース単位の処理を一つのシステムで統合。2027年第1四半期から600×400mmまでのケースに対応し、複数ステーションの並行処理も可能に。

  • Pio Pal™:中小企業向けにRaaSモデルでロボットピッキングを提供。事前ピッキング機能により、人員を増やさずパフォーマンスを最大3倍に向上。

  • CubeExplore™/CubeStudio™:生成AIによるROIモデリングとAI設計アシスタントにより、導入前の投資評価やシステム設計を支援。

  • CubeFleet™:稼働データを活用してメンテナンスの必要性を早期に把握。AutoStoreの試算では、計画外ダウンタイムを35~45%削減。

 

自律化は、大きな飛躍ではなく、現場の障壁を一つずつ取り除くことから 

AutoStoreのChief Product Officer & PresidentであるParth Joshiは、次のように述べています。 

「自律化の実現に、企業が大きな賭けに出る必要はありません。重要なのは、ばらつきや手作業による受け渡し、自動化システムを維持するための運用負荷といった実務上の障壁を、一つずつ取り除いていくことです。お客様の声をもとに、バッファリングやケースハンドリングから自動ピースピッキングまで、AutoStoreで対応できるワークフローとユースケースを広げています。こうした着実な進歩の積み重ねが、ライツアウト・フルフィルメントの実現をより現実的なものにします」 

 

1、異なるビンサイズを、1台のワークステーションで処理する「FlexBinsPort」

SKUの多様化に伴い、倉庫ではより幅広い商品サイズへの対応が求められています。一方で、商品サイズごとに設備や作業を分けることは、運用の複雑化やスペースの増加につながります。 

FlexBinsPortは、AutoStoreのすべての標準ビン高さに対応し、異なる高さのビンを1台のワークステーションで処理できます。商品サイズに応じた柔軟な保管とピッキングを一つの流れにまとめ、オペレーションをシンプルにしながら、限られたスペースの有効活用を支援します。AutoStoreの試算では、保管効率を10~15%向上させ、労働効率の改善も見込まれます。

FlexBinsPort enables mixed-Bin operations at a single workstation by supporting all standard AutoStore Bin heights.FlexBinsPortは、AutoStoreのすべての標準ビン高に対応することで、1つのワークステーションでの混合ビン運用を可能にします

 

2、ケースとピースの処理を一つのシステムへ「AutoCase」機能拡張 

AutoCaseは、ケース単位の入庫・保管・取り出しと、ピースピッキングを一つのAutoStoreシステムでつなぐソリューションです。2027年第1四半期から、業界標準サイズである600×400mmまでのケースに対応します。 

さらに、複数のAutoCaseステーションが同じタスクグループを並行処理できるようになり、パレタイジングや梱包などの後工程へケースを連続して供給できます 

A new capability allows several AutoCase stations to work on the same task group in parallel, supporting a continuous flow of cases for downstream operations such as palletizing and packaging.
新機能により、複数のAutoCaseステーションが同一のタスクグループに対して並行して作業を行うことが可能となり、パレタイジングや梱包といった下流工程へのケースの連続的な流れがサポートされます。

 

3、中小企業にもロボットピッキングを「Pio Pal」 

Pio Palは、中小企業がより少ない初期負担でロボットピッキングを導入できるよう、Robotics as a Service(RaaS)モデルで提供されます。事前にピッキングされた注文では、ワークステーションにおける梱包スループットは1時間あたり最大540オーダーラインに達します。また、新たな事前ピッキング機能により、人員を増やすことなくパフォーマンスを最大3倍に高めます。単品注文の事前ピッキングは、一般的に消費者向けEC注文の40~60%を占めるフローに対応します。 

加えて、商品の自動投入、ワークステーション上でのバーコードスキャン、ロボットによる循環棚卸を活用した自動在庫確認により、ロボットピースピッキングを導入できるワークフローとシステム構成を拡大します。VersaAI™は対応するAutoStore構成を増やし、新規システムだけでなく既存システムにも導入できるようになります。

Pio Pal, built for smaller growth businesses, can support packing throughput of up to 540 order lines per hour at workstations.
成長段階にある中小規模の企業向けに開発されたPio Palは、ワークステーションにおいて1時間あたり最大540注文行の梱包処理能力を実現します。

 

4、AIを、投資計画とシステム設計の意思決定に活用 

AutoStoreは、システム稼働後の最適化だけでなく、導入前の投資評価や設計判断にもAIを取り入れます。 

CubeExploreは、生成AIを搭載したROIモデリングツールです。運用ベンチマークや類似プロジェクトのデータを活用し、AutoStoreのパートナーや導入検討企業によるROIシナリオとビジネスケースの作成を支援します。 

CubeStudioに組み込まれたAI設計アシスタントは、インテリジェンスに基づくソリューション設計とシナリオ比較を支援します。導入前に複数の構成を評価することで、想定ROI、システム規模、パフォーマンスを見通しやすくし、より確信を持った投資判断につなげます。

AutoStore is expanding robotic arm piece picking capabilities, as VersaAI now supports additional AutoStore configurations.
VersaAIがAutoStoreのさらなる構成に対応したことにより、AutoStoreはロボットアームによる単品ピッキング機能を拡充しています。

5、予防保全と複数拠点の可視化を強化「CubeFleet」 

自律的なオペレーションを維持するには、日々の介入を減らしながら、システムを安定して稼働させることが不可欠です。CubeFleetは、メンテナンス通知、対応ガイダンス、作業指示の作成を一つの管理画面に集約し、単一拠点から複数拠点までの保守業務を支援します。 

CubeFleetは、AutoStoreの分析プラットフォームCubeAnalytics™から得られるリアルタイムの稼働データと、あらかじめ定義されたメンテナンスしきい値をもとに、サービスが必要なタイミングを通知します。AutoStoreの試算では、計画外ダウンタイムを35~45%削減できると見込んでいます。 

CubeAnalyticsには、複数拠点を横断して確認できるビューと、AIによる設備状況の要約機能が追加され、対応が必要な拠点をすばやく特定できるようになります。 AutoStore Intelligence in CubeStudio supports intelligence-guided solution design and scenario comparison through an AI-powered design assistant.

CubeStudioの「AutoStore Intelligence」は、AI搭載の設計アシスタントを通じて、インテリジェンス主導のソリューション設計とシナリオ比較をサポートします。

 

自動化から自律化へ、現場で実行可能な一歩を積み重ねる

2026年秋の新製品・新機能は、手作業による対応を減らし、商品サイズやSKU、ワークフローの多様化に対応するとともに、AutoStoreシステムの計画、設計、運用、保守、最適化をよりシンプルにするものです。AutoStoreは、既存の強みである高密度保管と高いシステム可用性に、ソフトウェアとAIによる支援を組み合わせ、フルフィルメントの自律化に向けた実践的な選択肢を提供していきます。 

CubeFleet brings maintenance alerts, guidance and work-order creation into one fleet-management view across a single site or multiple locations, giving teams earlier visibility into service needs.CubeFleetは、単一の拠点または複数の拠点にわたるメンテナンスアラート、ガイダンス、作業指示書の作成を1つのフリート管理画面に統合し、チームがサービス要件を早期に把握できるようにします。

 

AutoStoreの2026年秋発表の詳細については、こちらのライブストリームをご覧ください:

2026年秋の新製品発表ライブストリームを視聴する



メディアお問い合わせ先

パトリック・ウォールグレン
AutoStore
patrik.wallgren@autostoresystem.com

AutoStoreについて

AutoStoreが掲げるのは、シンプルでありながら力強いビジョン「すべての人に、あらゆる場所で、最適な保管と搬送を」です。ノルウェーで創業したAutoStoreは、ソフトウェアを活用したキューブ型自動倉庫システムにより、オーダーフルフィルメントの自動化と最適化を支援しています。より迅速な配送と環境負荷の低減を両立し、企業が顧客の期待を超える体験を提供できる環境づくりに取り組んでいます。 

AutoStore — Moving things forward。

関連記事

AutoStore™ 最新技術を発表 ~ロボットピッキングソリューションなど登場~

AutoStore™ 最新技術を発表 ~ロボットピッキングソリューションなど登場~

AutoStoreは、ロボットピースピッキング用のCarouselAI、柔軟なワークフローのためのVersaPort、アップグレードされたソフトウェアスイートなどの最新技術を発表しました。

NRF 2024で最新のR5 Proロボットを展示

NRF 2024で最新のR5 Proロボットを展示

倉庫自動化システムを専門とするロボットテクノロジーのリーディングカンパニーであるAutoStoreは、NRF 2024でR5 Proロボットを展示することを発表しました。

AutoStore、グローバル市場拡大をサポートする新しいモジュール式ロボット工場を開設

AutoStore、グローバル市場拡大をサポートする新しいモジュール式ロボット工場を開設

AutoStoreのタイ進出によって生産が加速し、多様なサプライヤーの生産能力が倍増し、世界中で業務効率が向上する理由を見ていきましょう。

AutoStoreグリッドによる垂直農場

AutoStoreグリッドによる垂直農場

AutoStoreとOnePointOneは革新的な垂直農法システムを立ち上げ、より早く、より賢く、より顧客の近くで栽培された新鮮な野菜をホールフーズに供給する。