コントローラー

AutoStore向けの制御ハブ一式およびソフトウェアパッケージ

AutoStore向けの高度な制御システム。

コントローラーモジュールは、AutoStoreの中枢制御システムです。AutoStoreの「頭脳」として、倉庫オペレーションの管理と最適化に必要なすべてを備えています。

成長に応じた継続的な最適化

事業の成長に合わせて自動で最適化します。

システムの効率と稼働時間を最大化

不要なダウンタイムを削減し、エラーを回避します。

詳細な運用知見とデータの提供

運用パフォーマンスを把握・分析します。  

自動化によるシンプルなレポートワークフロー

オペレーションチーム向けの直感的なレポーティングツールを提供します。
定石を押さえ、常識を超える発想も。

管理、維持、分析、最適化。必要なコントロールを一手に。

コントローラーは、専用のホスティングハードウェアコンポーネントと高度なオペレーティングソフトウェアで構成されています。業務の合理化を促進し、AutoStoreのパフォーマンスを最大化するためのツールを提供します。

  • 自動監視と最適化で、時間を節約。
  • データを活用した運用管理を実現。
  • 自動化されたレポーティング。
ソフトウェアコンポーネント

必要なすべてを備えたソフトウェアパッケージ。

1つのソフトウェアライセンスで完結

  • 必要なソフトウェアがこれ一つに。
  • ソフトウェアの設定・選択が不要。

すべてのソフトウェアアップデートを提供

  • 追加料金なしでパフォーマンスの向上と新機能を取得可能。
  • システムの拡張や追加設定なしで、既存システムの性能を最大化。

Unify Analyticsを活用した、使いやすいレポーティング&分析機能

  • AutoStoreの新規導入時に標準搭載される強力なデータ分析プラットフォーム。
  • ほぼリアルタイムのデータ同期による自動レポーティング。
  • 詳細な運用知見で、システムの最適化と監視を実現。

オペレーション全体の可視化

  • 全AutoStoreモジュールから収集したデータにより、全体の効率をより深く理解。

ソフトウェアに関するパンフレットをダウンロード
ハードウェアコンポーネント

コントローラーボックス

AutoStore専用のハードウェア。システムの稼働に必要なすべての構成を、省スペースな1つのセットアップに集約しています。

  • コントローラーPC
  • ネットワークアクセスポイント
  • ネットワークスイッチ
ロボットの動き

Routerによって常に最適化されたロボット動線

効率的な商品のピッキングは、スムーズなオーダーフルフィルメントにおいて不可欠です。Routerは高度なアルゴリズムを使用し、ロボットの移動をリアルタイムで管理・最適化します。これにより、新規注文・キャンセルなどの状況変化に応じた最適な搬送ルートを確保します。   

  • 効率を最適化し、スループットを最大化。
  • ロボットの移動ルートを毎秒再計算。
  • ロボットの稼働を最適化し、最大限の効率を実現。

最適な取り出しと注文フローを、常時実現

  • ロボットの経路を毎秒再計算。
  • 多様なルートオプションを備えた、柔軟なルーティングアーキテクチャ。
  • ボトルネックや遅延なく、ワークステーションへのビンの供給を維持。
  • 注文サイクル時間を短縮。

高度なアルゴリズム

  • ロボットの動きをリアルタイムで分析・適応。
  • 新規注文、キャンセル、スタッフの移動やシフト変更などの運用変化に対応。

ロボットの稼働能力を簡単に拡張

  • Routerは、限られたスペースであっても効率を落とすことなく複数のロボットの運用が可能(ロボットの渋滞や衝突を回避)。
  • 限られた床面積でもハイスループットを実現。
  • ロボットを増やして、全体のスループットを向上。

新たな付加価値 & 機能強化

  • ライセンスに含まれるソフトウェアアップデート。
  • 継続的なソフトウェア開発により、新機能やパフォーマンス向上を提供。
  • 追加のロボットなしでも効率とスループットを向上。
  • ソフトウェアの強化だけで、お客様のスループットが最大20%向上した実績あり。

自動化がもたらす革新

安全で信頼できるオペレーションと、最大稼働時間。 

99.7%

グローバル稼働時間

24時間365日

パフォーマンスと信頼性

安全・確実

エンドツーエンドの暗号化

スマート

自律的なロボット充電
システム管理

システム管理は不要、オペレーション管理だけ。  

貴重な時間とリソースは、設備の維持やシステムの管理ではなく、オペレーションの最適化に集中させるべきです。

コントローラーのソフトウェアは、強力な自動化機能によって、AutoStoreシステムの日々の管理・運用を効率化します。これにより、運用チームが本来注力すべき業務に専念できる環境を実現します。

コントローラーハードウェア
技術仕様

寸法

幅:550mm/長さ:600mm/
高さ:705mm

動作温度

2°~35℃

動作湿度

40~90%(結露なしの場合)

重量

70kg

電源

230V / 50Hz

消費電力

150W(通常動作時)、最大1,000W

コントローラーに関するFAQ

既に導入しているERP(エンタープライズリソースプランニング)やWMS(倉庫管理システム)を、AutoStoreで使用できますか?

AutoStoreには、AutoStoreとWMSとの連携(ピッキング/入庫/ポート操作)を行うための、複数の標準インターフェース(API)を提供しています。

AutoStoreは、障害発生時のすべての情報を記録していますか?また、その情報はどのように整理されていますか?

はい、すべてのアクティビティと障害を記録しています。WMSでは、Log Publisherを通じてすべてのビンの履歴を追跡できます。なお、ビン内の内容情報は顧客側のWMSで管理する必要があり、重要なデータはすべてバックアップを取ることが求められます。

夜間準備の実施はできますか?

夜間準備とは、お客様が翌日のオーダーを満たすために必要なビンの数を、すべてあるいは一定数だけ把握するという戦略です。

注文は前日の夕方までにシステムに登録されており、お客様は注文に必要なビンを夜間に事前に取り出しておくことで、翌日の業務をスムーズに始められるなどの利点があります。把握しているビンの数が多いほど、夜間準備は効果を発揮し、新たなビン配置も最適化されます。

夜間準備は、ロボットが十分に充電されている限り実行可能です。 夜間に問題が発生した場合に備えて、スーパーユーザーの現地待機が求められることもあります。

予測の実施はできますか?

予測とは、過去のデータ(数日前や数年前からの統計)をもとに、翌日のビンの使用量を予測する戦略です。

具体的には、翌日のオーダーを予測して、夜間に一定数のSKU(ビン)を準備します。ここで重要なのは、予測が効果を発揮するには、非常に高い的中率が必要で、そのためにはお客様のWMSが鍵になるということです。

ピッキングリストを変更することはできますか?

はい、すでにAutoStoreに転送されたタスクやタスクグループの変更ができます。ただし、システムがすでにビンの準備にロボットのリソースを使用している場合、システムの速度と効率性に影響する可能性があります。

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